講談社 コミックデイズ『満洲アヘンスクワッド』門馬司/鹿子 面白い! 夢ばっかみてる/みせてる最近の風潮を粉砕。新日本人について。

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現代では何でもお伽話みたいなハッピーエンドを求めるほんわかした作風が主流ですが(そしてそういうフォーマットが定着し期待されてますが)。

子供だましであり最悪である。文学もマンガもドラマも映画もそんなのばっかりだ。おしまいの時代である(もちろんそうでないものも多少はあります。でも販売本数ではラノベやアメコミチックなものが主流です)。

ニーチェやその同時代人が指摘するところのものですが。文明はその発展期に物語は悲劇を中心として広まっていき、そのピークを越えた後は救済的な安穏なものとして普及する。古代ギリシアにおける変遷は典型的なものでしたがフランス革命前後もそうなのである(革命の直前は安穏物語ばかり読まれていました)。

「なぜその状況で革命が?」価値観が不連続的に変化するから革命なのである。安穏物語に浸っていた人々は現実世界がそれとは別に急速に転換していることがわからないのだ(世代や人間や人種は10年20年で入れ替わります)。現代は旧日本人が消滅し(安穏物語に浸っているから消滅し)それらをベースとしないメディア上で隠されている外人、非道徳人、不服従人がマジョリティである社会へと変化を遂げつつある。

8年ほど前にある事情により都内の高等学校に勤務していたのですが。

そこでみた名簿は強烈だった「日本人名が8割くらいになっている」。移民、混血、国籍を変えたものが多いのである(※悪意を込めてそう書いてるわけでないことに注意)。彼らは日本の旧来の教育を受けておらず日本のコミックも読んでいない。日本語ですらあやふやである。言葉による意思疎通は難しい。古来からある日本の歴史など期待も興味もない。

それらが新時代の日本人である。日本国に住む人々である。過去の日本人から文化的にも血縁的にも継ぐものはないのだ。

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満洲アヘンスクワッド』はかなりの傑作です。驚いた。Webコミックのクオリティをはるかに超えている。

リンク先はエピソード1ですがストーリーはどんどん進展する。戦前の話ですが全く目を離せない。

生きることに貪欲だ。貪欲な人間以外は死んでしまうのである。

※ マンガです。でもいいでしょう。30年前まで満洲引揚者の話は小中学生の夏休みの読書でも普通だった。そういうものが消えてしまった時代だ。ゲームとかアニメとかが全部押し流してしまったのである(これらの文化が思い上がり自画自賛してる様子も側からみてこれもうどうしようもない水準になってると思います)。

満洲アヘンスクワッド 門馬司/鹿子

https://comic-days.com/episode/10834108156743079131

※ これを読んだ子供たちが歴史等に関心をもってくれたら素晴らしいですね。もちろんその後は『黒パン俘虜記』『兵隊やくざ』等に進むのですがそちらはさらに輪をかけてやばいのです。