昼間12時間平均旅行速度20km/h未満がこれだけある埼玉県の状況について。よくわからない人々の先入観について。

休日に入間川沿いを走る。自転車です。入間川沿いには自転車歩行者専用道路がある。ここを走る限り安心だ。自動車と干渉しない空間で自転車に乗れる。これは日本の中で結構稀な条件下である(世界的に見ても稀と思います)。

それと交差するように関越自動車道が走っている。なんとその交通量は入間川自転車道の100倍以上にも及ぶ。台数的に見て容量の限界近い(その台数を超えると速度の低下が起きる閾値に近い)。自動車は走りまくりなのである。

自動車道上の自動車は各地のインターで降りる。そこから目的地まで下道を移動する。一定の台数が路上に進出する限り都市内での渋滞の発生は必然である。自動車道の増加は渋滞の解決に末端のところでは寄与しないのだ(ないより全然ましとは思います。立体的な移動は可能である)。以下の地図を見ると埼玉県で国道16号以南の地域では自動車で平均時速20kmで移動することはかなり苦しいことがわかる。

http://www.ktr.mlit.go.jp/oomiya/04data/michijoho/301030siryou4.pdf

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要するに自動車が多いから悪いのです。

平均時速20km/hを割るということは原動機付自転車やあるいはエンジンなしの自転車とそれほど違わない速度ということだ。それでも乗る。耐候性が高いからである。

どうなんでしょうこの状況・・

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宅地をどんどん開発し、自動車を増やし、後付で自動車道を増やしても根本的な解決には至らない。実際に2000年代初頭の時代より自動車での移動には時間がかかってます。それは宅地化が進み信号機の量が増えたことと、速度違反取締の激化で下道の最高速度が50km/h以下に落ちたことが原因として考えられる(※この点については良し悪しです。良い点も認められる。ただし例えば自動車交通がメインとなるニュージーランドでは下道の制限速度は100km/hである)。要するにスクーターなみの速度しか自動車には期待されてないのである。

屋根の付いたスクーターが現代の自動車である。このことから鑑みる限り、上記図の国道16号以南に何らかの自動車専用道を新たに敷設しても(核都市広域幹線道路を建設したとしても)、渋滞の解決には至らないだろうことを結論する。

※同様の手間で「自転車専用道」を縦横に張り巡らせれば渋滞の解決は進みます。なぜなら自動車の利用頻度が減るからです。建設費は安く、同一の面積でも人間の収容力はより高く、移動速度を現在の自動車の半分以下と見積もっても信号の停止がない限り一般道の自動車と大差ない水準に抑えられる(倍程度の差は出ます)。各市の中心を結ぶように繋げばいいだけだ。もしかするとそれは可能なのである。

駅や宅地や学校やスーパーの自転車置場の面積の問題はありますが(現在はそれらが制限要因となっている。都内の高校・大学等自転車での登校を認めていません)。自動車を収容する空間はあるのだ。

それを転用するだけでできる。実は容易なのだ。容易と考えずよりコストのかかる自動車道に期待するのは何らかの先入観を持って取り組んでいるからなのである。

※自動運転の開始が行われると渋滞はより増えることになるでしょう。なぜなら「意識の稼働を伴わないでも移動できる」からである。乗ってる時間を長くできるからである。自動車が溢れないわけはない。現在でも耐候性の高さと疲労の少なさで乗っているのだ。より疲労が少なくなる。つまり路上に自動車はあふれるのだ。