朝いちでアニメOPの映像を YouTube でみる ⇒ 大神剛に移行する。やっぱすげえわ。素晴らしい。

「So・・ うらぶれた街の歪んだ鏡に 映る君の Bad Time
 拭えないシリアスな夜・・」
第3作目のアルバム『Street Cat Co.ltd』のオープニングはこの歌い出しではじまる。
危険な状況をストレートに歌いあげる歌手は大神剛を除いて「ありません」。
たいてい目くらまし、夢を追わせ、幻想に没入させる。目の前に提示するのはミュージカルの舞台や映画のスクリーンである。視聴者には関係ない世界である。
大神剛の歌では等身大の鏡を設置する。飾り物を全部棄て去り、視聴者に生のままの自分をみせるのだ。
9分9割の人間はシリアスな現実が控えている。
そうではないと思考している人々も実際には他者を見下し、その対角で酔っているのか、あるいは当座の金の心配をしなくて済むことで軽々しい安穏感を抱いているに過ぎない。マスメディアが常時幻覚に満ちた映像を振りまいてることで人々は常に過剰な酩酊状態にある。人々の脳内は嘘で満たされてる。
そんな中で大神剛は「鏡をみろ」と歌うのだ。
現代ではない。30年ほど前である。バブル時代のはじまりのとき、1980年代にそういった内容を歌うのだ。
「空は重く月の光をかき消し 窓を叩く嫌な黒い雨の夜・・」