おそらくこれだ『Sharp desktop calculator』コンペット365P。自分が生涯2番目に触れたプログラム機。16桁・3レジスタ・24メモリー・576ステップ。栃木県立栃木高等学校計算機室。

自分において生涯2番目というのは、それより先にCASIOのプログラム電卓FX-502Pに触れちゃったからです。
FX-502Pは凄かった。もしかすると Apple II より凄かった。ポケットに入る超薄型の電卓なのに、秋葉原で2万5千円で買えるのに、完全に実用機なのです。ビジネス向けにがんがんに使えるのです。
私はFX-502Pを高校入学時に遊びで買った。
分厚いプログラム例が付いてきてびっくりした。工業計算、財務計算、統計分析、そんな例が満載。売る方はあらゆる計算処理をこの1台で済ませられるよう手配している。それだけの高級機である。サイズ的には現在の大きめのスマホと同程度なのだ。なのに数十種類の関数処理とメモリとプログラムステップを内蔵し、要するにそれをフルに使えれば現場で使える人材になっちゃうのである(初代ガンダムが放送されてる時代ですよ? そんな時代にスマホに互せるメカが存在していた。いま考えても驚きですが、安く、小さく、電力消費も少ないのに、Apple II より実務計算で使えるのです。なんなのこれ。
しっかし、FX-502P の素子をパラレルで20個つなげて「パソコン」作らなかったCASIOはもったいなかったなあ!!
いやできたんだよ。消費電力も小さく済んだはずだ。表計算ワープロにも耐えたはず。実にもったいない)。
で。
この「計算能力」を「業務」で活かさなかったのはもったいなかったなー。
自分は高校生であり、プログラムができ、実用機を所持していたのだから、そういうビジネスの現場に出て仕事取ってきちゃえばよかったんだ。
以下の機械、SHARPのコムペット365Pは、FX-502Pの数年前の機械であり、自分の触れた当時としてもぼろかったのだが、SHARPの宣伝として「ミニコンピュータなみ」の能力を持っていたことは当時の事実なのである。

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Photo courtesy : Mr.T.Yoshida
COMPET 365P (CS-365P)
1973年に発売された。
16桁・3レジスタ・24メモリー・576ステップの超高級プログラム機。
CS-364Pをベースにメモリー数を12から24に、ステップ数を288ステップから576ステップに大幅アップしたもの。
当時の価格43万円。
Sharp desktop calculator
http://www.dentaku-museum.com/calc/calc/1-sharp/1-sharpd/sharpd.html

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※実際にはこの後継機シリーズである可能性が高い。ディスプレイは7セグメントだった。
※なぜスペックを覚えているか。アルファベットの26文字に足りなかったから。当時のプログラム電卓は数字しか表示できず、計算に特化した機種ばかりだった。自分はそれに不足があると思い、プリンタがついてたので5*7ドットで文字列の印刷を思いついたのだ。
しかし残念なことに2次元のマトリクスを構成するために必要な片方の列は24個しかない! 残念。
なおサイン・コサイン等の三角関数他の搭載はなかった模様。