中華製サードパーティレンズの勃興。富士フイルム筐体用。NEEWERNEEWER 28mm f/2.8 7,999円。Hengyijia 25mm F1.8 11,000円。MEIKE MK-FX-35-1.7 35mm F/1.7 10,120円。写真がうまいとはどういうことだったのか。

私は既に FUJIFILM X-E1 を放出してしまっているので。こういうレンズ遊びに最適な筐体を所有していないのですが。
もし持っていたとしたら面白い。日々のスナップに最適なそれとも思える。X-E1 は X100 シリーズより EVF が見やすく、マニュアルフォーカスし易いのです。ピーキングを備えるボディならフォーカス合わせはどうとでもなる。シャッターぶれを抑えるために感度は ISO 800 。この感度は固定して、状況見て絞りとSSとフォーカス位置と合焦範囲を「電源をONにする前に」目で見て確認。カメラを構える前に自分が位置取りを行う段階で確認。
あとはスイッチを入れ、フォーカスの合焦を「身体を全体的に前後して」細かく合わせればいいのです。
※指でフォーカシングをしない。身体を前後させてフォーカス位置を追い込むのである。
○NEEWERNEEWER28mm f/2.8手動フォーカスプライム固定レンズ FUJIFILM APS-Cデジタルカメラに対応 例えばX-A1/A2 X-E1/E2/E2S X-M1 X-T1/T10 X-Pro1/Pro2 (NW-FX-28-2.8) 【並行輸入品】
NEEWER
https://www.amazon.co.jp/dp/B01JFZU5TQ/

○Hengyijia(ヘンイージア) 25mm F1.8 (黒色)高画質マニュアルフォーカスマクロレンズ Fujifilm FXインタフェースのミラーレスカメラに適用する
Hengyijia
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XRBSL63/

○MEIKE MK-FX-35-1.7 35mm F/1.7 マニュアルフォーカス Multi-coated APS-C カメラレンズ Fujifilm X-A1/A2 X-E1/E2/E2s X-M1 X-T1/T10 X-Pro1/Pro2 ILDC ミラーレスカメラ用
Meike
https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEQ1WUY/

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「この絞りのとき、この範囲に合うんだよ」なんて合焦範囲をみながらやってましたね。中学生時代。カメラを持ち込む生徒がいるとみんなで群がってああだこうだ言ってた。
修学旅行ではカメラの持参が可能となり、グループでひとりずつ担当者が決められるのです。
彼らは1週間前から学校への持参が可能となり、毎日練習をするのです(※当時のカメラはオートフォーカスではなく、またAE(自動露出)も出たばかりなので、夕暮れの時間帯などどのあたりの光条件まで撮れるのか、実験を繰り替えして把握する。
これは遊びではない。見事に撮れた写真は卒業アルバムに掲載されるのだ。
なんというか、ものすごい、生徒の自主性に任される素晴らしい時代でした(教師も生徒を信頼している)。
あとでみるとみな上手いんだよ! 手ぶれとか全然ないし。当時の感度の低いフイルムで。現在のスマホと同じ程度にすぱすぱ撮れてた。すごいことにその後の「キヤノン・オートボーイ」より速度感で上をいっていたのです(※自分の最初のカメラはその後の時代に発売される「キヤノン・オートボーイ」だったのです)。

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いやほんと、安い筐体を手に入れてこれらの大口径MFレンズを使うのは、コスト的にも機能的にも最上に元がとれるとも言える。
撮影スタイルは限られる。商品画像や宣材は不可能。
しかし失敗が許される撮影ではそれが適してる。失敗が許されるというのが重要なんだ。だってそういう機会がなきゃ被写界深度目盛を見ることもないでしょう。これを見てフォーカス位置を目測で合わせてぱっぱとシャッターを切る快感は得られないでしょう。
1990年代後半、私は「OLYMPUS PEN」を使用していた(※『プロ並みに撮る写真術 ひとりで仕事をする研究者・ライターのために』日沖 宗弘 氏の直の影響です。この本が中古カメラ業界に与えた影響はそれは猛烈なものでした)。
なんの間違いかハーフサイズカメラ沼に足を踏み入れてしまい、毎週密かに写真をとって楽しんでいたのです。
沼といっても1台2000円とか4000円の世界です。当時は中古で馬鹿みたいに安く出ていた(もっと安いカメラもあった。新宿東口のカメラのキタムラではプラスチックボディの中古コンパクトカメラは500円から並んでいた)。
その本の中では初期型ペンが最高に素晴らしいレンズを搭載しているという。
私は清水の舞台から飛び降りる決心でガラスケース陳列品のオリンパスペン初期型、価格15,000円のものを購入したのだ。
毎週通って顔なじみになってた店員さんは、わたしのその注文を聞くと、にっこり笑って防湿ケースから取り出し、フイルムの入れ方、ピント位置、絞り、シャッター速度の合わせ方まで、懇切丁寧に説明してくれたのだ。
果たして初期型ペンで撮った写真はそれは素晴らしいものであった。

レンズとにらめっこしてピン位置、絞り、シャッター速度を合わせる(レンズと同軸にすべての環がある)。それが合ったら素早くフイルムを巻き上げシャッターだ!
じこじこ、チャ! じこじこ、チャ! じこじこ、チャ!
なんと現代の最速のオートフォーカスカメラよりはるかに早くシャッターを切れるのである。

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※追記。
こんなこと書いてても買いませんよ。これらのレンズ。あるいはシステム。
確かに魅力的ではありますが(※最短撮影距離も短い。ミラーレス筐体を前提としている。過去のレンズでは不可能である)。
そういうのにはまりたくないから古いカメラを全部撤去したわけです。ちゃんちゃん。

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※※追記。
現代のひとたちに「撮影時に身体が前後する」と言っても「ああ単焦点だからね」とフレーミングの意味で理解されるのには驚く。
フレーミングは二の次でピン合わせのために前後するのである(※そこまでの余裕はない)。
あるいはフレーミングを考える前に光条件を考えて、撮影者は左右に場所を移動するのである(なにかというと「逆光だ」「顔がつぶれる」「おれこっち回るから」となる。背景をいろいろ考える余裕はない。何も考えずシャッターを切れるわけじゃない)。
でもなぜかみな上手かった。驚くほどうまいんだ。
教室の中でなにげなく撮ったポートレートなんて信じられないクオリティだった。