PwCってなにもん!? 海外の資料と同質のものが翻訳済みでネットにアップ。この速度に驚いた。最近話題のシェアリングエコノミーについて。

シェアリングエコノミーです。
私はこれを特別なものと思わない。驚かれるかもしれませんが、そんな経済が出来る前から私は個人的な友情を元に世界を旅してきた。私の先輩(私の先生)からしてそうだった。最初に米国へと向かったときには宴会は全部受入先の人々がセッティングしてくれた。ウクライナでは結婚式の二次会でご夫婦の新居にお世話に。ニュージーランドでは空港で自転車を組立ていたらヘレンが「お兄ちゃん泊まる場所決めてる?」と自宅へと招いてくれた。台湾ではゲストハウスのパソコンの修理と拡張は私の作業だった。要するに友情でなんとでもなってきたのです。そういうやり方は、シェアリングエコノミーがなくても普通になんとでもなっちゃうのです。
その友情や人間関係をSNSで事前に切り売りするのがAirBNB等のシェアリングエコノミーだ。SNSに浸かっているわけではない私にはかなりの不安が残る。面通しして事態を把握しているのであれば色々と大丈夫と思うのだが・・(経済的利害がかち合わないコスプレにおける合わせでも本当に色々とありますよね)。
で。
これらの資料を探してみました。"Sharing Economy"で検索してみたわけです。英文ではそれこそ資料は山ほどある。これらの業種の成長度合いがきちんと数値で表されている。
そして同じ単語をカタカナで検索してみたところ。
なんと日本語に翻訳されたものがあるではありませんか。驚いた。しかも英文資料を公開しているサイトの中にある。つまり公式です。これは過去にはなかったことだ。このサイト PwC は要注目として記憶させていただきます。

                    • -

PwC About us
https://www.pwc.com/gx/en/about.html
Building trust in society and solving important problems
With offices in 157 countries and more than 208,000 people, we are among the leading professional services networks in the world. We help organisations and individuals create the value they’re looking for, by delivering quality in assurance, tax and advisory services. Some facts about PwC:
In FY15, PwC firms provided services to 418 companies in the Fortune Global 500 and 443 in the FT Global 500
In 2015, we were named the 2nd most attractive employer in the world for business students by Universum
For the year ending 30 June 2015, PwC’s gross revenues were US$35.4 billion, up 10%, a strong performance in the face of some challenging circumstances
↓以下、シェアリングエコノミーに関する資料
○The Sharing Economy
https://www.pwc.com/us/en/technology/publications/assets/pwc-consumer-intelligence-series-the-sharing-economy.pdf
○シェアリングエコノミー
https://www.pwc.com/sg/en/publications/assets/the-sharing-economy-jp.pdf

                    • -

それにしてもこの項も大変重要なことを書いていると思います。シェアリングエコノミー関連で大威張りしている人々はネットが発達してきてからその世界にやってきたある意味新参者ともいえる。彼らは事前に存在するフレームワークを簒奪して経済的に肥え太ってきた人々かもしれない。
美容院が、現在ではサービスチケットの発行なしでは顧客を維持できず、かつ、そのチケットの発行のためにネット会社に多くの吸い上げを許しており業界事態は疲弊している現状をみると(そしてこのことはホテルやレストランでも同様なのだが)AirBNBに代表されるシェアリングエコノミーの正体もわかるというものだ。
それは経済活性化を進めるものではなく、既存のフレームワークからの収奪を活性化するのみである可能性も高いのだ(既存のフレーム自体はオンライン化の進展により弱体化する)。
◎現在の美容師界がいかにやばいかをたれ流させてくれ
http://hamusoku.com/archives/9325361.html

                    • -

※しかしこのことは、シェアリグエコノミー以前の状況を知っている人間にしか理解されない可能性がある。シェアが進展した後はそれが常態となるからだ。私はこうして「ああ、昔はよかったなあ・・」とため息をつくのみである。
シェアリグエコノミー以前の状況がネットに残らないものだから、シェアしている人々はそれが最善と判断しつづけるのだ。
※この項、重要! 読める人々は幸せです。
※この辺を私が書けるのも、イヴァン・イリイチ『シャドーワーク』等を読んでるからですね。1980年代の文化です。現代の経済学はその辺を無視している。「数値でカウントできる→ウハウハ!!」は、やはりおかしいのではないでしょうか?