新時代の黒船来襲!? 米中合作モーターサイクル Cleveland CycleWerks "tha Heist 250"

この素晴らしいデザインはなんなのでしょう!? このデザインのためにだけ購入してもよい。そう考える人も多いのでは!? おまけに実用性もある。米国本社のサイトを見ると、燃費は1ガロンで65マイル(1リッター当たり35km)もの性能を誇ると書いてある。驚くべきは価格だ。米国内で$3195。日本国内でも税込み30万円で発売されているのです。
これは凄いことなんですよ!
日本産のスクーターなんて、いまでは70万円が普通なのですから(メーカー希望小売価格。ホンダフォルツァ)。半額以下です!
もちろんエンジンは中国製。本田の下請けに位置していた自動車メーカー力帆集団の製作による。しかしコンセプトとデザインは米国産だ。この Heist には驚くべきことにリアサスペンションが存在していないのです。フレームそのものに後輪の車軸が直結している。そして1人乗り専用との潔い割り切り。しかしだからこそ素晴らしいのだ。もちろんこれらはコストカットでなされた設計ではない。一般のバイクがあれもこれもと欲張った目的を重ね魅力のないモデルと化しているのに、Heist は正反対のアプローチをかけている。正直、街乗りならこれで十分だし、1泊程度のツーリングにも行ける。バイク所有の目的の9割以上は満たされるのだ。それでこのデザイン。それでこの価格。
リアリジッドのバイクには一度乗車したことがある。岩手在住のフレームビルダー氏の自作のそれに乗ったのだ。乗り味はほぼ自転車! アクセルを開けても後輪が沈み込まず、自動的に舵角がつかないので、ライダーは少々強めにハンドルに入力を加え続けるのだ。お尻からの絶え間ない突き上げもあります。レコードの溝に乗ってる感覚。路面の影響が常に身体を直撃する。つまり性能的に低い。その低さを、街乗りにおいて積極的に楽しんでしまおうというコンセプトなのだ。便利・快適を追求する以外のベクトル。日本車が忘れてしまった野蛮な楽しさに特化している。うーん。言い方が変ですね。何といえばわかりやすいのだろう? 要するに Heist に乗るだけで「あいつは馬鹿!」と明確にわかってしまうのです。
素晴らしいことですよ!
誰も彼もが利口さを前面に打ち出す中で、堂々と馬鹿を宣言できる。
それでいて30万円。売れないわけはありません。ひょっとして次代のバイクブームの礎となる可能性もある。VT250F が出現する以前、ホンダの250ccは CB250RS が主でした。CB の価格は30万円。VT の価格は40万円。収入的に見ると70年代に逆戻りしようって状況にあるのですから、Heist の価格はまさに適正じゃないかって思います。
●Cleveland CycleWerks
http://www.clevelandcyclewerks.com/bikes/
名古屋市バイクショップMOTO-BLAST
http://www.moto-blast.com/2011/06/post_1.html
●ヤングマシン編集部バイクブログ
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