パナソニックが9月25日に新マウント発表だと。

私が最も信頼しているメーカーです。動画機時代(DV時代)はもうパナソニック一本。修理重ねて何年も使い倒し体の隅まで染み付いてる。
静止画も素晴らしいんですよ。華があっていいんだなあ。
パナについては知ってる人々はある業界では独占状態にあったことを知ってます。それは日本独自の撮影様式であり、限定された状況で非プロフェッショナルが使用しそのパートを組み込んで商業作品が生み出されているほどの高効率を誇る。パナならそういう使い方ができる。コンテンツの生産性を高めることができるのだ。
※具体的に言えば「タレントにカメラを持たせる自撮りシーン」です。マルチカムで撮影するときタレントに一台持たせてしまう。ひとつの時間の流れで2つのタイムラインができる。もちろん編集するのですが素材の量が2倍になる。これを行い得るカメラはDV(カセットテープ)時代にはパナソニックしかなかった。アイドルが、タレントが、AV女優がビデオカメラを手にしているとすれば、それはパナソニックだったのです。
映像制作はいまでもプロスキルが必要とされています。
それをぶち破るシステムの登場が待たれます。
※従来通りの撮影様式を必要とするカメラの拡充について自分はほとんど評価していません。速度、生産性、効率の上昇がなくてはシステムをリプレースする意味がない。
※画質って二の次ですよね。いま現在いいところまできている。次に訴求するものはハンドリングと生産性です。パナは期待できます。

パナソニック新マウントとキヤノン新マウントの秘密。CANON EOS Kiss M の激賞について。

電子補正ばりばりです。それ込みでレンズや筐体を考えるのは昨今の流行りでありますが、今回の2マウントはおそらく自社の旧マウントとの共通性をかなり大幅に切り捨てている。
※おそらくパワーズーム用の新接点があります。キヤノンパワーズームを多用する動画カメラになります。
ソニーニコンも従来のマウントとの共通性を引きずるところから始めている。
それは展開を容易にする。しかしレンズ設計に旧来の仕様を要求する。補正抜きで使用できるリニアな特性のレンズが必要となる。サードパーティは参入しやすく他のマウントと共通するレンズを流通しやすい。
それでは本体を販売する会社は面白くないでしょう。
他社の参入を阻みかつ他社には模倣できない優れた特性のレンズを作る。安く軽く大きく。それには電子補正が有効だ。1本のレンズが10枚近くの光学部品の組合せでできてるのは補正を行うためである。
電子的に補正を代替できるなら部品数は減少し設計は楽になり価格は安く他社には参入を許さないものとなる。
キヤノンが旧マウント用のアダプタを用意しないのは従来のレンズとは全く異なる光学特性を持つものであるからと予測する(レンズの光学部品に該当するものは大幅にボディ側に内蔵されてしまっているのである)。
※こうなるとキヤノン機で従来より大きな大口径ズームレンズの存在する理由がわかります。部品がどんどんなしにできる。
パナソニックキヤノンもAF等に独自方式を用いてます。膨大な独自研究の蓄積がある。これは他の領域にも及んでいる。光路を研究してるわけだから解析進めていけばレンズのみのメーカーなど簡単にぶっちぎることができるのだ。
※まさかと思いますが両社が協同する可能性もある。昨年発売の動画カメラ Panasonic EVA はEFマウントなのだ。もちろんEFレンズが優秀であり現在広く普及しているからだが、逆にみると、もしEFレンズに未来がないというのであれば、こういったマウント展開は即座に意味はなくなる。
フォーサーズからマイクロフォーサーズに変わるときレンズは半分以下のサイズに収まってしまった。
もし超電子補正の新マウントが登場するのであれば、従来のフルサイズでは想像できなかった超小型で超高性能の新レンズ群が登場して然るべきなのである。

※もしそうならキヤノンの新マウントシステムの価格が安く抑えられボディが中級機として設定されている理由もわかる。解像力やAF性能は未知の領域なのだ。最高クラスとして保証できないのである。
初期のRFマウント機は実験機に近い様態でしょう。
しかし「このサイズでこれ!?!?」といったカタログ上の高スペックを盛り込んでくることは確実である。
F2通しのズームレンズは他社にはない。キラーコンテンツなのである(対してニコンの大口径単焦点マニュアルフォーカスレンズは古くからある技術であり中華メーカーも多数参入している。こんなものを新たに高価でデリバリーする意味がわからない。古くからあるシステムで十分である)。
※この「キラーコンテンツ」の意味がわからないともうだめだと思います。

※実はこの領域、最近流行りの自動運転システムで扱う対象と同じです。なので成果の応用が効く。

ニコン新マウントシステムの仕様をみたとき、誰もが急造のものと思い、レンズラインナップや価格の不思議さに違和感を覚えていましたが、これは慌てて出す必要があった。他社の発表の後ではインパクトないのである。
ニコンには動画の伝統がない。電子系の蓄積が他社より小さい。これは結構致命的であり電子補正以降の社会で生きて行ける確率が小さい。「光学的に優秀」を発表会の席上で殊更コメントしなくていけなかったのは他社はその逆の路線で来るからである。
※画素数キヤノンパナソニックも特に高めてくることはないでしょう。それは後々行えばいいし、画素数以上の訴求点を提案できる。速さであり小ささである。動画との連携である。パナソニックは6K搭載は当然であるし、キヤノンもプロ機で既に搭載済みである。
6K動画で常に撮影できるコンパクトな高性能機・・
欲しい。夢のカメラである。

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私はいまあるカメラ群の中では CANON EOS Kiss M を高く評価しています。
これはかなり特殊なカメラであり同じことのできる機種は少ない(ソニーではほとんどない。富士も無理。
具体的に言えば、カメラの経験のないタレントにカメラを持たせて撮影させその内容をコンテンツの中に取り入れる、そういうことが可能になります。2カメ専用の2カメ機です。これによってコンテンツの拡充を短時間で計り得る。
映像は、シナリオのない状態で撮影を開始したとき、使用できるシーンは密度の高いシーンでは全撮影時間中の3%程度になります。60分撮影して2分です。つまりカメラを回す時間が長いほど良い。生産性が高い。それを「撮影スタッフ」以外のメンバーで可能になるとなれば、まさに最強の仕様と言える。ディレクター&カメラマン1人の体制で、撮影者は2名になるのです)。

Kiss M は顔の前で構えることをあまり意識していないのだ。
ちょんまげの付いた一眼レフスタイルであり電子ファインダは搭載しているのですが、オートで撮ることを基本としているため、バリアングルを開いた状態であればきちんと構えずともすぱすぱ撮れてしまうのです。自撮り専用機とも言えるものなのです。
それで最新のエンジンを積んでおり高精細な4K動画も可能であり電子シャッターによる無音撮影も可能である(Kiss M 以前の EOS M シリーズではチルト液晶であるためカメラを構えずに撮ることは困難)。
片手で頭の上に振り上げてノーファインダに近い状態で撮ったり、向かい合った人間がカメラを交換して撮ってる様子をそのまま動画に収めたりするなど、Kiss M ではおそろしく気楽に「コンテンツ生産」が可能である(しかも無音)。
レンズは沈胴式でばかみたいに軽い。筐体はコストカットが著しく5年間ほどの使用を前提としてない(オーバークオリティではない)。
がんがん使って消しゴムのように消えてしまうカメラなのだ。
それでいて例の機能「プラスムービーオート」を搭載しているのです。
タイムラプス撮影やHD120p撮影も可能。一流の動画機である。それでいて純白のおちゃらけた外装であり付けようと思えばキヤノンのどんなレンズでも付く。
素晴らしい。AFさえ速くなればこれは無敵のカメラですよ。

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「は?おまえ X100F はどうした?」あれはスタジオカメラです。2カメなら Kiss M 最強。
旅行中の景色、家族団欒、アイドルイメージビデオを撮るのであれば、現在は Kiss M いちばん使えると思います。
特に最後は業務機レベルで使えます。アイドルイメージビデオ生産機です(「ワンマンオペレーション」可能です)。
※この項、必見です。