『マシンハヤブサ』vs『グラップラー刃牙』。友よ聴け!エンジンV4。パクリで勝負する情けない現代ヒーロー刃牙君にかつての日本人の魂はあるのか?

パクリで勝負する人々を私は評価していません。教育者を自称する人々の中には大喜びでパクリを行いなおかつその対象に自分の名前をつけるというみっともない行為に勤しむものがいる。
これはいけませんよ。何らかの学会や研究会で火の手が上がる予感がする。
どうもその動きは止められないみたいですね。恥ずかしい行為は止めてもらいたいものです。
で。
「相手の技をみて覚えた」と称し、続々とその場合わせで対策を行うヒーローがいる。典型的なのはグラップラー刃牙君です(おそらく最初にそれを行なったのは1980年代の小学館週刊少年サンデー『闘翔ボーイ』の主人公です。両者ともプロレスマンガという共通点があります(刃牙はプロレスマンガです))。
そんな情けない社会に一喝!
日本が登り調子であった1970年代の雄叫びを聞きましょう!!
マシンハヤブサ』です。荒唐無稽なレースマンガ(アニメーション=TVマンガ)なわけですが。当時の作品だ。おそろしく魂が込もってる。メカニックとして登場してくるのはかつての零戦パイロットなのです(しかも現役レーサーでもある。そういった時代の作品である。戦争経験者が社会の中枢を占めていた)。
主人公のチームは敵側の技術革新により無残な敗北を記す。連敗してしまう。
この革新的な技術に欠陥はない。コーナリング時に左右で車輪の直径を変えてしまうのだ。回頭速度を上げ、車体の姿勢を調整する、グリップ走法でいくなら極めて合理的な技術である。
メロドラマになっちゃいますが、ここで敵側の人物は、今後対等に戦えるよう、技術の秘密を主人公のチームに内緒で渡すのだ。
しかし主人公は断固として拒む。勝利への道が近いにも関わらず拒む。
そして自身のチームが開発している、ドリフト走行を極める新技術「V4エンジン」の開発に賭けるのだ。
そして映像では気の遠くなるまで、グリップ走法のクイックコーナリングホイール対ドリフト走法のV4エンジンの戦いが続くのである。

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マシンハヤブサ 第18話 友よ聴け!エンジンV4
http://www.videx.jp/detail/anime/v_a_toeianimation/atoa0158_0018/index.htm
「竜、みてろ、俺は必ずこの手でブラックシャドーを倒してみせるぜ」(剣)
竜によって二度目の敗北を味わった剣は、慰安旅行の誘いを断って研究所に残る。そんな彼と対等の条件で決着をつけるため、竜はあえてクィックコーナリングホイールの設計図を渡すのだった。新型エンジンV4は既に完成しており、後はテストを残すのみ。だが、思わぬトラブルでV4は使用不能に陥ってしまう。

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荒唐無稽にみえるマシンハヤブサですが、この、クイックコーナリングホイールの技術は、サスペンション的にみてアレックス・イシゴニスの設計したミニにおけるハイドロラスティックシステムに類似した構造を持つ(ハイドロラスティックシステムは前後連結油圧システムですが)。そういう部分からアイディアを用いているのである。
このような先進技術の援用によるブレイクスルー的な発想は少年マンガの肝である。
レースマンガでは六田登の作品において機体の表面の乱流を制御するシステムが考案されました。あれは「素晴らしい」。フィクションと現実とを接続する素晴らしいシステムである。

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現代のラリーカーは車速や横Gや車輪ごとの回転速度に応じて4輪のブレーキをそれぞれ独立制御し、積極的な姿勢の調整を行います。競技時の映像をみると電子制御なしでは不可能と思われる挙動を示す。マシンハヤブサの未舗装路走行シーンより未来的である。

10時間余で上体パーツをプリントアウト。市販のトイロボットとの比較について。

この画像も複数回目ですが。
設定してひと晩ランさせれば出来る。自動的にパーツが揃う。この自動的というのが衝撃的だ。設計の手間は最初の一回でいいのです。しかもすごいことに結構な耐久性をもつ。市販の商品に敵いませんが、それに近い部分にあるのです。
つまり玩具として使用するには十分な耐久性ということです。
数ヶ月の連続使用には難しいでしょうが、数週間は全然平気。パーツの交換も楽勝。このメンテナンスのイージーさは市販の高さ30cm程度のトイロボットを超えてます。

メカンダーロボ高額い・・ 大人を満足させるクオリティとはについて。

こういうの2体並んで表示されるというのもあれなんですが。
それにしてもメカンダーロボ、高額いです。うーん。
もちろん買うひとはいる。本尊として奉られるのだ。自分でも驚くことに、なんか見るだけで勇気沸いてくるんですよ。なんで?

和製飛行機映画もすごいが洋製飛行機映画も素晴らしい『The First of the Few (1942)』。スピットファイアの誕生と活躍を描く。

第二次大戦中に英国の空を防衛し、ナチス・ドイツによるアシカ作戦(英国上陸作戦)を不可能にした防空戦闘機スーパーマリン・スピットファイアの設計者レジナルド・ジョセフ・ミッチェルは、高卒でした(大学に通うことの不可能な労働者階級。当時の英国では(現在もそうかもですが)身分差別が著しく、労働者は貯蓄も困難なので大学に入学してまで学ぶという環境は存在しなかった。それは「不可能」だった)。
英国の空の戦い「バトル・オブ・ブリテン」は、わずか1000機ほどのホーカー・ハリケーン、スーパーマリン・スピットファイアが担当した。
続々とドイツ機はやってくる。彼らは手練ばかりだ。既に彼らルフトバッフェの活躍により大陸側では戦争は終結してしまっているのです。
防空が失敗すれば即座に上陸作戦が発動される。物資も大陸側の方が充実している。大西洋ではUボートが通商破壊作戦に従事しており、大型船の庇護すら困難な事態にあったのだ。港湾の防衛だけでは上陸を防ぐことは困難だ。それこそドイツ軍の得意とする近接航空支援作戦に巻き込まれてしまう。急降下爆撃機が山ほど降ってくるのである。
この危機を防ぐのは1000機の戦闘機だ。そしてこのパイロットに英国の運命は負っている。歴史上かつてこれほどの少数者に国家の運命が任された例はなかった。
1000機を動かすパイロットを消耗し尽せば、英国は消滅してしまうのです(もちろんこれらのパイロットは卓越した技能者です。エンジンの特性や航空力学を知り抜き、上空の酸素不足や酷寒や数Gにも及ぶ加速度を耐え抜き、数秒で打ち尽くしてしまう銃弾を使用して敵を倒す。倒さないとその敵は数時間後に爆弾を抱えて再び落としにくるのです(つまり一刻の猶予もない))。
当時のハリケーンスピットファイアパイロットの軍役時の平均飛行時間は30時間。
平均して十回の出撃で死んでしまう。それほどの過酷さだった。
そして彼らは守りきった。英国機の性能も良かった。英国は侵略の手を免れた・・
このときの傑作防空戦闘機、スピットファイアを生み出したミッチェルは、英国の被差別階級である「高卒」です。
先述のアレックス・イシゴニスも高卒。高卒が生み出したスーパーメカニズムたちによって、英国は存続し、そして戦後は世界有数の自動車大国となった。
高卒って、素晴らしいですよね。

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◯ The First of the Few (1942) AKA Spitfire
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視聴回数 1,380 回
2016/12/02 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=7PodKS6kTcE

※※当たり前ですがこれを書く以前にイシゴニス関係の本、バトル・オブ・ブリテンに関する本を読んでいます。両者とも英国人が原著者であり、内容的にも文体的にもとても素晴らしい本です。

10年前このアイコンで"John"と言ってたら、学校でいじめられ、家族には精神科を勧められるなど、Greenday の Basket Case そのままの世界だった。

いやー。現代はすごいなー。


膨大な量のあまりフィラメントに驚く。等身大ロボットの製造販売は大変だぞ!!

手元のそれと比較すると数が合わないorz
失敗した印刷物がそんだけ多かったってことですよね。初期型は1台分以上試作に費やしたし、デスクトップ機はそれが数台分だし。年末年始は印刷失敗だらけだった。ロス多すぎ。
まあ試作は不可欠と思います。
大きなものの設計は大変ですねこれ。等身大サイズを3Dプリンタで全身作るとなると材料費だけで10万円です(木材で作れば1/5〜1/10でしょう)。
※しかしこれでも安いのだ。材料費だけなのだから。
等身大フィギュアが100万円200万円してるけどこれは格安! 3Dプリンタ側からみれば、この業態では益なんて出てないんじゃないかな?
高さ20cm程度のフィギュアが5000円から1万円で販売される。
適正価格だ。益も出る。製作システム(射出成型)は完成してるし、材料費も知れたものだ。
これが等身大になるとえらいことになる。高さの3乗で材料費は増え、製造過程はそれどころじゃなく増え(←パーツ数が多いので)、搬送の手間やチェックや物体の保護や(←クッション材多く要ります)外装ケースや
余計なものがびっくりするほど必要になる。
私がたとえばロボット作り、みたいなことをするとして、それで生涯何台のロボットをものにできるかと考えると、ちょっと否定的な結論に至るのだ。
自動車やバイクのように、既存のコンポーネントを組合せる形式にしないと、間に合わないのである。
つまり出来たものをベースに大切に使い回ししないと今後の開発も無理である。